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50年後も



遺影撮影をさせていただきました

繁忙期でバタバタしていて心に余裕がなかったのと
短納期の案件が続き
やっと今夜、向き合うことができました

ある程度の、自分の心の器に空きがないと
ダメだったんだなと気づきました

この1ヶ月の間、ご依頼主さまからは
とても優しい優しい「お伺い」のお電話とメールが1度づつ
決して急かさず、焦らすことをせず
とても楽しみに
そして、あまり時間がない中
一日千秋のおもいで、お待ちいただいていることは
痛いほど伝わってきていました

通常、撮影データは「セレクト」をします
そこで合格したカットたちを
RAW現像をして、色を整え、画角を整え
JPGに変換してリネームをして
お客様の元へ旅立っていきます

どんなにワクワクしてさせていただいていても
もともとPCに向かう作業は苦手なので
目がショボショボしてきたり
どうしても疲れを感じたりするのですが

今夜はまず、もうセレクトができない
一枚も逃したくなくて
全部が愛しくて
大切な瞬間ばかり

こんなにたくさん同じようなカットいらないよ、って言われたら
どうしよう
でも、選ぶことができない

全部、全部RAW現しよう
泣いたり笑ったり忙しく進めました
全身全霊で、私を観て笑顔をくれている
その強い眼差し
ありがとうございます

奥様が
「このひとこのごろ、俺が逝った後のお前のことが心配だ、って
 毎日言うのよ」
って、泣き笑いされている

ふたりの記念写真
ご家族写真として
私も全身全霊で撮らせていただきました
奥様のきもちに、そっと、力強く、寄り添うことだけを
そのことだけを考えていました

かけがえのない時間に
一緒にいさせていただけてありがとうございます

今夜は進めるごとに目は冴えて
全く疲れを感じないばかりか
久しぶりにこんな文章を

何度目かの、泣いた時
PCから流れてきたKANの「50年後も」
ご主人のきもちが伝わってくる

【愛は永遠です 君は僕の勇気です
 いつまでもずっと言い張ってます

 秋の夕べに落ち葉が舞うように
 ぼくたちも美しく枯れてるかな
 50年後も穏やかに
 笑ってるかな 今日みたいに】

おふたりはとうに寄り添って50年を越えて
何周年なんですか?って聞きに行こう
写真を持って。




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by my-photo-blog | 2017-12-02 00:52 | 記念写真

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