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ことりさんで写真の話をしよう。

ことりさんで写真の話をしよう。_b0232676_22582848.jpg
エキサイトブログ、に、6年ぶりに戻ってきました。
今日のことを綴りたくて。
InstagramやFacebookに投稿するには、文章が長くなってとりとめもなくなりそうで。
noteに書くほどオシャレにもできなそうで、
アメブロやったことないし。

私エキサイトブログ使ってたんですよ、と、
事業支援の時に話したら、一瞬びっくりされてしまったんだけど。

カメラマンの方々は、あのころ使ってましたよね!
人と違うことをやりたがりな私には、今ちょうどいいのかも。

今日は、もういつぶりかわからない、ことりさんをお借りしたイベント日でした。

2014年1月、カメラ女子のためのフォトワークショップ、と銘打ち、出来るだけ専門用語を使わず、簡単に、楽に、楽しく、写真が撮れるようになる写真教室を、喫茶ことりさんのご協力を得てやりはじめました。

生徒さん3人から始まったワークショップは、満席になるようになり、だいたい月に1回、させていただけるようになりました。
長月さんでも定期的に(閉店されるまでに35回開催させて頂きました)させていただき、また、不定期でカフェや、公共事業の場、時にはご自宅などでの自主開催に呼んでいただくなどして、のべ1,500人を超える皆さんと、写真を楽しんできました。

コロナ禍でも、その合間をぬって、オンラインではなく直接あえる対面で、お届けしてきました。
なかなか定期的にすることが難しかったけれど、
2023年になり、少しずつ世の中も落ち着いてきて、再開したい、と思えるようになりました。

ことりさんにも、定期的な開催にokをもらえ、再びスタートを切ることができました。
自分の中で、ようやく「コロナ後」が始まった気がしました。

ほんとなら基本編の講座から始めるところですが、
なんとなく、まだそんな気持ちになりきれなく、
今日はとりあえずおしゃべり会として、久しぶりにイベントをする、っていうことに復帰してみました。

コロナ中に、フォトグラファーと名乗る人も増えたし、写真教室も増えたし、「映え」写真を撮ることが当たり前になって、写真そのものを楽しむっていうこと、作品を撮るという意味での写真教室の需要ってあるのかな?って、正直わからなくなったことも、基本編を積極的にやれなかった理由のひとつでもあります。

とりあえず、聞いてみよ!
集まってくれる方々は、直前の告知にも関わらず、おしゃべりします、っていう意味のわからないご案内にも関わらず、来てくれるんだから、かっこつけてもしょうがない。

蓋を開けてみたら、写真を楽しみたい人に囲まれました😊
カメラを買おうとしててなかなか決断できずに、カメラ購入同行サービスを申し込んでくれたり、
桜での、お子様の記念写真をご依頼くださったり、
写真をこれから趣味にしたい!と言ってくださったり、
古いカメラだけど撮ってます!って教えてくれたり、
ことりさんで以前に講座を受けた後、作品撮りして楽しんでる様子を教えてくれたり。

よかった、まだまだ写真が出来ることあるな、って、
世の中、映え写真以外の写真も需要あるな、って思えてうれしかったです。

4/14に、ことりさんにまた場所とお時間をいただくこともお願い出来たので、今度は講座をやってみようかなと思っています。

事業支援で、さんざん「魅せる」写真について話してきて、私自身も写真を楽しめきれてないところがあったので、
ことりさんのフォトワークショップでは、まずは自分を喜ばせる、楽しませる写真を撮る、ってところに立ち帰り、これから会える写真仲間の方たちと、楽しんでいこうと思っています。
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# by my-photo-blog | 2024-03-10 16:11 | イベント

たいせつにしていること

先日、カメラマンになりたいと、
ときおり撮影の現場を訪ねてくれるあきなちゃんにきかれました

「打ち合わせのときって、なにを訊くんですか?」
「マゆみんはどんな写真を撮っていきたいですか?」

ふだんは気にしてないことも、誰かにそうきかれると
はっきりすることってあります。

打ち合わせのときって、ほとんど世間話。
最初に電話やメールなどでお問い合わせいただいたときに
なんとなく撮影したい、とか、
七五三とかお宮参りとか目的があってなのかとか、
それぞれにそれなりの動機があるので
いただいた前情報を元にしたりしなかったりして、
ひたすら世間話(笑)
じゃあいついつにどこどこで何時ねー、ってふいに途中で入って、
また世間話。

すこしでもその人のことが知りたい。
「Don't think, feel」
考えるんじゃなく、感じていく。
写真を撮るのではなく、その人生の1ページに寄り添えるひとでありたい。

そして、打ち合わせから撮影当日まで「ときをためる」。
【人生フルーツ】を観てからこの言葉がぴったりだなあとおもっています。
わたしのなかの、どこかの無意識のなかで発酵していく時間を大切にしています。

撮影当日は、日常のいろいろを一旦放棄。
「ごきげんさんでいること」を大切にしています。
ごきげんさん=フラットな精神状態、とでもいうのでしょうか
最近はスイッチぽん、もないくらいで切り替えができるようになりました。
というよりどこかでそのフラットな状態に近い自分でいられるようになりつつあるのかもしれません。

撮影はどうなるのか、自分でもわからないことが多いです。
わたしに頼んでくれた、ただそのことを軸に、その場で感じて、
いっしょにつくっていく。
どんなシチュエーションでも、そのひとのありのままを撮らせていただく。

まだカメラマンとしてお客様の前に立つずっと前、
先輩カメラマンさんからいただいた大切なことば。

「被写体を撮るんじゃないんだよ、撮らせていただくんだよ」
写真に写るそのかたの、そのままを「撮らせていただく」。

そのままでじゅうぶん素晴らしい。
リスペクトする気持ちを持って。
アシスタントを初めて一年半くらい、まだカメラを持つ前に
そのことを教えていただけたことはありがたいことでした。

そしてこの世でいちばん大好きな写真を撮るカメラマンさんの
「気持ちはそのまま写ります」

をいつも大切にして撮影しています。
だからこその「ごきげんさん」状態。
被写体のかたの気持ち、それ以上に撮影者の気持ちが写ると知っているからです
かわいいきもち、というのかな、
シャッターを切っているときは、そんな感じ。

そして私が残したい、気持ちいい、笑顔の時間が過ぎていくように
私の全てをかけて、その場にいる。
被写体の人たちのチカラを引き出せるのは、他人であるカメラマンができること。

最後に天才アラーキーが言っていることば
「幸福写真」

どんなに不運な、不幸な人間だって、99%の悲しみのなかの
たった1%の「幸福」にレンズを向けてシャッターを切る。

先日のプロフィール撮影、
仕上がった写真を観ていただけたことば
「自分のことを好きになれそうです」

節目節目で撮影させてもらう、大切なお友達のことば
「自分が幸せなんだなって確認できて、泣いちゃうくらいにうれしくなる」

写真で私ができること。
被写体のかたの人生の1ページにそっと寄り添って
めにみえないたいせつななにかを
かたちにするお手伝いをさせていただくこと。

どんな写真を撮りたいか?ときかれれば
そんなふうに、写ったひとたちが、
また明日をほんの少し楽しみに
前を向いていける、
そのきっかけとなる「ふつうの」写真。

「今」を「未来」への、おもいの贈り物にする
そのお手伝いをさせていただけたらしあわせ。

やっときもちがまとまったので、
忘れないようにメモメモ。
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# by my-photo-blog | 2018-05-03 18:10 | おもうこと

50年後も



遺影撮影をさせていただきました

繁忙期でバタバタしていて心に余裕がなかったのと
短納期の案件が続き
やっと今夜、向き合うことができました

ある程度の、自分の心の器に空きがないと
ダメだったんだなと気づきました

この1ヶ月の間、ご依頼主さまからは
とても優しい優しい「お伺い」のお電話とメールが1度づつ
決して急かさず、焦らすことをせず
とても楽しみに
そして、あまり時間がない中
一日千秋のおもいで、お待ちいただいていることは
痛いほど伝わってきていました

通常、撮影データは「セレクト」をします
そこで合格したカットたちを
RAW現像をして、色を整え、画角を整え
JPGに変換してリネームをして
お客様の元へ旅立っていきます

どんなにワクワクしてさせていただいていても
もともとPCに向かう作業は苦手なので
目がショボショボしてきたり
どうしても疲れを感じたりするのですが

今夜はまず、もうセレクトができない
一枚も逃したくなくて
全部が愛しくて
大切な瞬間ばかり

こんなにたくさん同じようなカットいらないよ、って言われたら
どうしよう
でも、選ぶことができない

全部、全部RAW現しよう
泣いたり笑ったり忙しく進めました
全身全霊で、私を観て笑顔をくれている
その強い眼差し
ありがとうございます

奥様が
「このひとこのごろ、俺が逝った後のお前のことが心配だ、って
 毎日言うのよ」
って、泣き笑いされている

ふたりの記念写真
ご家族写真として
私も全身全霊で撮らせていただきました
奥様のきもちに、そっと、力強く、寄り添うことだけを
そのことだけを考えていました

かけがえのない時間に
一緒にいさせていただけてありがとうございます

今夜は進めるごとに目は冴えて
全く疲れを感じないばかりか
久しぶりにこんな文章を

何度目かの、泣いた時
PCから流れてきたKANの「50年後も」
ご主人のきもちが伝わってくる

【愛は永遠です 君は僕の勇気です
 いつまでもずっと言い張ってます

 秋の夕べに落ち葉が舞うように
 ぼくたちも美しく枯れてるかな
 50年後も穏やかに
 笑ってるかな 今日みたいに】

おふたりはとうに寄り添って50年を越えて
何周年なんですか?って聞きに行こう
写真を持って。




# by my-photo-blog | 2017-12-02 00:52 | 記念写真

指針

部屋の整理整頓をしていたら
しばらく前からずっと気にかかっていたメモを見つけることができました。

2008年なので、もう9年前、岐阜県美術館で「ぐりとぐら展」を観たときの。
絵を描かれている、山脇百合子氏のおはなし。

「松葉先生は
「絵を描くときは、お茶でも飲んでおせんべいでも食べて、いい気持ちになっておやりなさい」
とおっしゃいました。
私は今でもこの言葉を守って、お茶やおせんべいは省略しても、
いい気持ちで机に向かうようにしています。
そして、こんなふうに何年も絵を描いてきました」

「いつも一冊分の絵が揃うと母に見せました。
どんなお話なのか説明しながら、
それでこういう絵になったと訳を話したり、
苦心の程を披露したり、
自慢に思うことは遠慮なく自慢させてもらったりして、
いい気分でした」

「スケッチの効力は、
その一冊を描き終わるととたんに消えてしまいます。
後に同じ動物を描くことになると、
またスケッチしにいきます」

いいきもち、をつくりだす空間を整え中です。
ずっと気にかかっていたこと。
わくわくしたきもちを持って写真へ向かいたい。
今年大きな方向転換をして見えてきたものは、
仕事のことでもなく、新しくコトをおこすことでもなく
「自分の暮らしを見直し、立て直し、ていねいにする」
でした。

いつか、なにかの参考になれば、
いつか、つくりだすもののアイデアとして、、、
そうやってためこんできたものをすべて手放します。
そう、またスケッチしにいけばいい。


同じ箱に入っていた、
2012年、前撮りのロケーション撮影修行中のつぶやきも。

「今の私がやるべきこと
 仕事をきちんとすること
 写真の技術を学ぶこと
 社会の常識を学ぶこと
 ひとりの人間として自立すること

 すべて今あることに感謝し生きること

 努力し、行動すること」

今もそのやるべきことは全く変わらない。

たくさん抱えていたものを、
もう一度全部手放して
足元からまたいっぽずつ

断捨離しまーす^^;




# by my-photo-blog | 2017-05-04 15:51 | おもうこと

糸魚川・匠の里クラフト展&根知谷にきらめくキャンドルロード

糸魚川・匠の里クラフト展&根知谷にきらめくキャンドルロード_b0232676_23264771.jpg
糸魚川市に行ってきました。
2017年2月11日。糸魚川の根知谷で、「匠の里クラフト展」と「根知谷にきらめくキャンドルロード」が開催されました。
ことの発端は、お友達の梅津さんご夫妻(「katei to e」カテイトエ・画家)が、糸魚川に移住することになり、
匠の里クラフト展の開催場所である古民家にこの4月から暮らすことになったこと。

作家やクリエーター、情報発信ができる人の移住を推し進める糸魚川市の施策で、
梅津さんたち作家さんが、糸魚川と全国を結ぶ架け橋となるプロジェクトが動き出します。
その一環の、プレとしての大切なクラフト展と、もう10年の歴史をもつキャンドルロード。

12月29日、暮れの押し迫った時期に梅津さんからの
「イベントの撮影をしてほしい。火災の関係で、撮影や調整をお願いしていた方たちが忙しくなり、新たな撮り手を探している」
という、ただならぬ内容のメッセージが飛び込んできました。
そして、
「ただ撮影できるのではなく、作家・クリエーターとの親睦や関わった経験があり、これからの糸魚川との関係構築など、相互にプラスな働きが生まれるようなご縁」をもつカメラマンとして、梅津さんが糸魚川市側に推薦してくれている、という内容でした。

ずっと、ブランド物より作家もの、オンリーワンのものが好き。
美濃焼祭りの作家ストリートで、毎年陶器をコレクションしていた。
アクティブGの3階がすきだった。働けていてとても幸せで、作家さんとのご縁もたくさんいただきました。
画家として、またアーティストとして、梅津さんをアートフェスタにお招きしたことから、このようなご縁をいただくにいたり、とてもうれしかったです。

と同時に、地元カメラマンさんたちのことを思いました。
「もし私なら、私が撮りたいとおもうだろう。
 こんなときだからこそ、撮ってほしい。」
それをそのまま梅津さんに伝えました。
もう一度、あきらめず、お願いしてみてほしい。
絶対に地元のことって、地元のかたが撮ったほうがいい。
今だからこそ、なおさら。
そこからまた、なにかが始まるはずだから。

それでも「今は無理だ、お願いしたい」と言われたら喜んで。
そんな、祈るような気持ちで梅津さんに託しました。

梅津さんもまだ現地にいるわけではない状況のなか、お心遣いいただきながら、地元の映像関係のかたたちとのコンタクトが取れ、みなさん、撮られるとおっしゃっています、そうお聞きしてとてもほっとし、うれしくなりました。

でも、白川さんも来てくださいね。

?と思いましたが、糸魚川市の施策は「相互交流・相互発信」。
歓迎してくださると聞き、現地へ向かいました。

名古屋のケイタさん(ムービー)、
イベントハウスさん(イベント企画運営・情報発信)
岐阜の白川がスチールを。
チーム梅津が組み上がりました。

行きの道中からとても良い雰囲気。
梅津さんからのご縁でまとまったチーム。
そして現地での3日間。
根知のあたたかいひとたちに触れて、すっかり根知の大ファンに。

みんなでつくる、クラフト展。
みんなでつくる、キャンドルロード。
とてもいい空気、みんなのやる気、あたたかいきもち。
普段わすれていることをたくさん思い出させていただきました。

地元のカメラマンさんたちとの交流も。
渡辺師匠に赤野さん。
私だったら、よそからカメラマンが来たら身構えちゃうだろうな。
おふたりは大歓迎してくれて、とてもうれしかった。
根知はもちろん、糸魚川のいいところたくさん知っていて、また今度伺ったときにご案内いただきながら、撮影さんぽできるのがとても楽しみ。

花火の写真は、実はお仕事で撮影するのが初めてでした。
そして実は趣味で撮ったこともほぼありませんでした。
つまり、「撮り方がわからない状態」。

でも、どうしても必ず撮りおさめたかった。
復興を願い、今年特別に打ち上げられる花火。
発数もそう多くはない。
神様お願い!でも、どうしよう。

そんなとき、会場の暗い中で、梅津さんが渡辺師匠を発見!
すかさず近寄ってご一緒させて頂く。
アドバイス通りにためしてみたら、生まれて初めての花火写真が撮れました。

「ぼくねえ、参考にならないよ。だって、必ず近くにあるものと一緒に撮るんだもん」
そうおっしゃった、そのまんま、撮りました。
見事、キャンドルロードと花火が共存。
師匠のおかげさまです。

あれからもう半月以上経ちますが、あの日がずっと続いているようです。
すでに根知谷ロス。
はやく根知に行きたい。
みんなに会いたいな。

# by my-photo-blog | 2017-03-02 00:22 | イベント