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たいせつにしていること

先日、カメラマンになりたいと、
ときおり撮影の現場を訪ねてくれるあきなちゃんにきかれました

「打ち合わせのときって、なにを訊くんですか?」
「マゆみんはどんな写真を撮っていきたいですか?」

ふだんは気にしてないことも、誰かにそうきかれると
はっきりすることってあります。

打ち合わせのときって、ほとんど世間話。
最初に電話やメールなどでお問い合わせいただいたときに
なんとなく撮影したい、とか、
七五三とかお宮参りとか目的があってなのかとか、
それぞれにそれなりの動機があるので
いただいた前情報を元にしたりしなかったりして、
ひたすら世間話(笑)
じゃあいついつにどこどこで何時ねー、ってふいに途中で入って、
また世間話。

すこしでもその人のことが知りたい。
「Don't think, feel」
考えるんじゃなく、感じていく。
写真を撮るのではなく、その人生の1ページに寄り添えるひとでありたい。

そして、打ち合わせから撮影当日まで「ときをためる」。
【人生フルーツ】を観てからこの言葉がぴったりだなあとおもっています。
わたしのなかの、どこかの無意識のなかで発酵していく時間を大切にしています。

撮影当日は、日常のいろいろを一旦放棄。
「ごきげんさんでいること」を大切にしています。
ごきげんさん=フラットな精神状態、とでもいうのでしょうか
最近はスイッチぽん、もないくらいで切り替えができるようになりました。
というよりどこかでそのフラットな状態に近い自分でいられるようになりつつあるのかもしれません。

撮影はどうなるのか、自分でもわからないことが多いです。
わたしに頼んでくれた、ただそのことを軸に、その場で感じて、
いっしょにつくっていく。
どんなシチュエーションでも、そのひとのありのままを撮らせていただく。

まだカメラマンとしてお客様の前に立つずっと前、
先輩カメラマンさんからいただいた大切なことば。

「被写体を撮るんじゃないんだよ、撮らせていただくんだよ」
写真に写るそのかたの、そのままを「撮らせていただく」。

そのままでじゅうぶん素晴らしい。
リスペクトする気持ちを持って。
アシスタントを初めて一年半くらい、まだカメラを持つ前に
そのことを教えていただけたことはありがたいことでした。

そしてこの世でいちばん大好きな写真を撮るカメラマンさんの
「気持ちはそのまま写ります」

をいつも大切にして撮影しています。
だからこその「ごきげんさん」状態。
被写体のかたの気持ち、それ以上に撮影者の気持ちが写ると知っているからです
かわいいきもち、というのかな、
シャッターを切っているときは、そんな感じ。

そして私が残したい、気持ちいい、笑顔の時間が過ぎていくように
私の全てをかけて、その場にいる。
被写体の人たちのチカラを引き出せるのは、他人であるカメラマンができること。

最後に天才アラーキーが言っていることば
「幸福写真」

どんなに不運な、不幸な人間だって、99%の悲しみのなかの
たった1%の「幸福」にレンズを向けてシャッターを切る。

先日のプロフィール撮影、
仕上がった写真を観ていただけたことば
「自分のことを好きになれそうです」

節目節目で撮影させてもらう、大切なお友達のことば
「自分が幸せなんだなって確認できて、泣いちゃうくらいにうれしくなる」

写真で私ができること。
被写体のかたの人生の1ページにそっと寄り添って
めにみえないたいせつななにかを
かたちにするお手伝いをさせていただくこと。

どんな写真を撮りたいか?ときかれれば
そんなふうに、写ったひとたちが、
また明日をほんの少し楽しみに
前を向いていける、
そのきっかけとなる「ふつうの」写真。

「今」を「未来」への、おもいの贈り物にする
そのお手伝いをさせていただけたらしあわせ。

やっときもちがまとまったので、
忘れないようにメモメモ。
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by my-photo-blog | 2018-05-03 18:10 | おもうこと